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今月のコラム

最近の【水】事情

今、日本の水が危ない!!
ちょっと大げさですが、でも本当に危ないのです。

■【汚染】02'/04/13

 前から言われているけど〈酸性雨〉っていうやつ、雨が降り人の頭が濡れると「ハゲル」なんて言われたりしましたよね。あれってホントにハゲルのかな?? 実際の事良く解りませんが、そうかもしれない。あまりハゲハゲ言わないようにしようっと(-_-;)
 チョット話は変な方向にいきましたが、〈酸性雨〉は車の排気ガスや工場から出る煙などなど大気中に放出される色んな有害なガスや煙が雨に混ざったものなのです。(地球温暖化の原因にもなる)
その酸性雨が降り、土に染込むと野菜なんかがその水分を吸収しちゃって育つのだから〈酸性雨入り野菜〉みたいな物になってしまいます。そんなの食べたくないと思いますがみんなそうなのだから仕方がない。昔の食べ物がうらやましいと思ってしまいます
 それを解決するためには有害なガスなどを出さないようにする事ですが、車の排気ガスをクリーンにするなどの対策をしていますが、なかなか難しいものがあるようで、すぐには改善されないようです。
みんながその事を良く考えて、「自分一人がしたってしょうがない」ではなく、一人一人が車の無駄なアイドリングをなくす(もっと他にもあるけど)などしていけばもっと早く改善されるのではないかと思う今日このごろです。
 企業ではなく、「みんなで取り組んでいくのだ」と思っていけば素晴らしい地球になるだろうね (^o^)

■【朝一番の水道水はよくない】02'/04/13

 高度経済成長期に水道管として、施工性が良いとの理由で【鉛管】が使われてきました。
今では使っていませんが、現在でも過去に地中埋設されてそのまま使っているのがあります。
 先頃、(財)水道技術研究センターがまとめた鉛給水管の現況に関するアンケート調査結果によると、給水人口5万人以上の水道事業体で鉛管を使用しているのは3,580万戸、その総延長はなんと〈2万7,000km〉と推定されています。
 さて、【なぜ朝一番の水は良くないか】というと、給水管の材料に鉛管が使われている所では、管内から流れ出してきた鉛が残っているからなのです。だから、そのまま飲むと良くないこともあります。
 平成元年に厚生省(当時)から「給水管等に係わる衛生対策について」が通達され、鉛管の布設替えが進められてきました。しかし、鉛管が使われている給水管は個人財産なので、取替を進めていくのはなかなか難しいのが現状で、おまけに日本人の鉛による健康影響がはっきりとはわかっていないという事です。
鉛の健康影響については、その摂取量と血中濃度との関係が報告されていて、子供たちの主な摂取源は水道水であると考えられています。そこで子供の血中濃度が健康に影響を及ぼさないレベルとなるよう、水道水の中に含まれる鉛の基準は設定されるべきであるとの意見が出てきました。
最近のデータでは、日本の子供の血中鉛濃度はスウェーデンと同レベルの3程度と低い値になっている。
なぜかというと、日本では大気、食品、ペイントなどから鉛摂取量が諸外国に比べて少ないからです。
 現在では、水道管の材料に鉛レスの材料を使用した製品の開発が盛んに行われています。
平成15年に鉛の水質基準が現行の0.05mg/Aから0.01mg/Aに強化されのに備え鉛給水管の布設替えなど、その対策が急がれています。
 布設替えのための費用は、1兆3,000億円程度に達する見込みで、小規模水道に使用されている鉛管を加えれば費用はさらに膨らみます。
こういった現況を踏まえ、鉛管の布設替えで伴う個人財産への影響やまわりへのご迷惑を必要最小限にとどめる新しい新工法が開発された。この工法については、また書くことにします。
(水栓ジャーナル社 主任技術者 最前線給水装置より一部抜粋)

【高度水処理】

私は都会の水道水とは知らずに水を飲んだ。
「この水ミネラルウォーター?」と聞くと、ただのここの水道水だ、との答えが返ってきてびっくりした。

都会の水道水が臭い原因は、水源となる川の汚れで、汚染が進むと微生物が増えカビ臭くなる。ほんの少しの量でもにおいを感じる。
もう一つの臭いの元はアンモニア性窒素で、人間の身体から出て生活排水に混ざり、川に流れ込み浄水場で水の消毒に使う塩素と反応しカルキ臭がつきます。
私の地元もカルキ臭がすごく、ポットの中はすぐに白くなります。

それをオゾンと活性炭でこの二物質を完全に除く高度浄水処理を段階的に進めているところがあります。
アンモニア性窒素がないのでカルキ臭は出ないし、塩素が入っていてもにおいを感じる人はまったくと言っていいほどないらしい。
高度浄水処理は欧州でできた技術だそうです。

私の地元も極力薬品を減らしてバクテリアを利用し浄化する高度浄水処理を進めようと、行政と民間委託業者とで実験中です。

水道水の基準は一日二リットルを70年間飲み続けても問題がないように作られていますが、高度浄水処理がもっと進み、安全でおいしい水が蛇口から出る日が近づいています。

■【貯水槽に「藻」の繁殖】

1983年の夏の出来事、4階建て雑居ビルの水道から「マリモ」が出てきた。
蛇口から「マリモ」が出てくるなんてなぜ??
ビル屋上の貯水槽を調べてみると、内壁にびっしりと「藻」がくっついていた。大きいもので直径3cm。
これがはがれ落ち、蛇口から出てきた。

水道水は川の水を浄化、消毒してほとんどの不純物が取り省かれますが、藻類が残っていること自体は不思議なことではないのです。しかしこれだけの藻類が繁殖するのは異常です。
他のビルの貯水槽も調べてみると、藻類が出てきました。
もっとよく調べてみると藻の中でダニがうようよいたとのこと。

なぜ藻類が異常に繁殖したのか、どうしたら防げるのかですが、藻類が繁殖している貯水槽はどれも、光を通すFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製だったのです。
鉄製や塩ビ製のものにはなかった。
夏の高温と光で藻類がせっせと光合成していたのです。
光を遮断することで繁殖は抑えられるのです。

貯水槽とは、水道水を水圧だけでは安定して揚水供給できない3階建て以上の建築物の屋上に設置し、そこへ一旦水を貯めて各階え供給するものですが、軽くて丈夫で施工しやすくコストも低い、というメリットからFRP製がよく使われているのが現状です。

貯水槽は、管理者に対して法律で定期的に清掃、洗浄、検査が定められており実施しなければなりませんが、個人の管理で小規模になってくると、いい加減になっているところもあるみたいです。

私が行った現場の個人宅で、上水道の圧がないので1階に設置してある貯水槽に貯めて、ポンプで加圧しているところなんかは、「一度も貯水槽の中を見たことがない」というお宅もありました。

漏水修理で貯水槽の蓋を開けると、ちゃんと蓋をしているのに、ゴミが底に溜まっていたり、クモなどの虫の死骸がはいっていたり。
「こんなところに貯めた水を今まで飲んでいたのか」と驚かれていました。

今後きれいなおいしい水を供給するにあたり、貯水槽にFRP製の使用禁止や、またFRP製使用の場合は太陽光を遮断する施をすなどの法律や制度を見直すべきであると思います。

■【水の民営化】03'/03/18

普段私たちが蛇口から出して飲んでいる水は公共のもの。つまり、各市町村の行政が水道事業として水を取水して浄化し、私たち消費者へ供給しているのです。
今国内では、そのことが民営化されていっているのです。
国内ではあまり聞かないことですが、世界の水の民営化市場は、フランス、ドイツの三社で77%を占めています。
広島県三次市や群馬県太田市などが民営化に踏み切った。「これから私たちの町も水道事業を民営化しよう」と考えている行政はたくさんあります。
それはなぜかというと、安全な水を供給するための上下水道整備の投資額は、世界全体で約九兆四千四百億円で、今後二十年以上にわたって毎年千億ドルもの巨費が必要になってきます。そのため公的資金ではとてもまかなえないので民間資本と受益者負担(国民)に頼らざるを得ないのです。
これに対し、水道事業を民間に渡せば利益中心になり料金の高騰や水質とサービスの悪化が起き、貧しい人たちが追い込まれる。と懸念する問題もあります。
水問題に無頓着な日本が、多国籍企業の進出問題とも絡んで関心は高まっています。

■【海水を淡水に変える】03'/03/18

佐賀大学が独自の海水淡水化を開発しました。
淡水化法は、スプレーフラッシュと呼ばれる方式。真空ポンプで0.05気圧にしたシステムに、霧状にした海水をスプレーで吹き込む。低圧化下で水の沸騰温度は20〜30度まで下がり、霧状になると表面積が広くなるため、短時間で蒸発し、塩分の抜けた淡水になる。それを高効率のプレート型凝縮器に送り、低温の海水で冷やして淡水を得る。
世界有数の産油国サウジアラビアも水不足は深刻で、上記システムを導入する予定だそうです。
このようなシステムがもっと開発されていけば将来の水道料金は今よりぐんと安くなるでしょう。

■【おいしい水】03'/03/18

水道水をそのまま飲むことに抵抗を感じ、ミネラルウォーターや浄水器の水を飲む人が増えています。
昔はお店で水をお金を出して買うなんて考えられませんでしたね。
ミネラルウォーターや浄水器の売れ行きは、10年前に比べて60万台も増えています。
行政も多額の費用を掛けて、「高度浄水処理」をしているところもあります。
地下水やミネラルウォーターと水道水を飲み「利き水」をするとほぼ全員が水道水は識別できるそうです。塩素の臭いが理由だそうです。
水道法では、蛇口部分で一リットル当たり0.1ミリグラム以上の塩素が残っていなければならないとあります。安全を守るためですがおいしさには欠ける。
その塩素臭をとる方法があります。素焼きの急須などに入れて一晩冷蔵庫に置くと消えます。
「清水や清れつな湧き水にも塩素を注入しておいしい水をまずくして供給しているのはおかしい」と水道水のおいしさを目指して動き出した自治体があります。群馬県で特定地域に限り規制を緩和する「構造改革特区法」にのっとり、水道法で定められた塩素消毒をせずに水を供給するというものだ。
実現には優れた水源の確保や給水管整備など課題は山積みしているが、良質な水が豊富にある県として模索を始めているそうです。

■【おいしい水にも方程式がある】03'/03/18

学者や編集者、女優ら11人が2年間各地の水の“銘柄”を隠して飲み比べ、100余りの味と臭いを評価。「おいしい」とされた水の成分を調べ数値化した。
マグネシウムや硫酸イオンは少ないほど、カルシウムやカリウムは多いほどおいしくなるという。
もともと、日本の水はレベルが高くおいしい水になるそうです。
戦前は東京の多摩川の水でも飲めたそうです。(今では絶対に無理だっ(>_<))
下水を水田の肥料に使い、川に流さなかったからです。
家庭用水のうち飲み水はほんの1%以下で、膨大な手間と金をかけて処理した飲み水をトイレや洗車に使っている昨今。これで水不足とはいかがなものか。
飲み水とそれ以外の生活用水の2系統に分ければ危機管理にも有効ではないでしょうか。
今一般の家でも「雨水集中システム」といって、雨水を浄化して一箇所に貯め、トイレや庭の花の水やり、洗車などに利用しようとするもので、設置費用は高いがこのシステムを導入している家が、徐々にではあるが増えています。弊社もこのシステムの推進をしています。

■【雨水再利用】03'/06/25

雨は降って舗装や土壌を流れて川へ行き海へたどり着くだけでもないそうで、最近 一般家庭でも雨水を再利用する家庭が増えているそうです。

降った雨水が樋(トイ)を通ってゴミ等を取り省き貯水タンクに入って、いっぱいになると排水管に流れていく仕掛けで、その溜まった水は井戸水ポンプで水圧をかけて、庭木の散水用や洗車に使ったり、また水洗トイレには、雨水が不足したときは上水道へ切換えが出来るようにして流し水に使ったりと工夫されているところもあります。

雨水再利用の設備は、地上タンク式と地下埋設タンク式があり、浄化装置もゴミだけを取り省く物から 複数層にもなり飲み水までにする物まである。
費用も数万円〜数十万円(工賃別)と様々みたいです。
チョットした散水用ぐらいなら日曜大工で自分でも作れますよ。

散水、トイレを雨水利用することで水道代は月に約1,000円程節約できるそうですよ。(各自治体の水道料金により異なります)

雨水を利用することでその分水道代も浮くし水不足にも貢献できる。
自然の恩恵である雨をありがたく頂戴してみてはいかがでしょうか。

 

 ■【水の硬度の計算方法】03'/10/11

硬度は、水1リットル中のカルシウムなどを基に下記のように算出されます。
カルシウム量(mmg)×2.5+マグネシウム量(mmg)×4.1 で計算します。
例えば、1リットル中にカルシウムが9.5mmg、マグネシウムが1.5mmg含まれている場合は、29.9mmgとなります。
世界保健機関(WHO)の飲料水質ガイドラインでは下表のように4分類に分けられています。
60mmg未満 軟水
60mmg以上120mmg未満 中程度の軟水
120mmg以上180mmg未満 硬水
180mmg以上 非常な硬水
上記計算で求めた数値は軟水となります。
一般に軟水は、炊飯や日本料理全般やお茶などに、硬水はスポーツ後のミネラル補給などに向いています。

私の記憶では3〜4年程前からだと思いますが、モデルが愛用している事やダイエットに良い等で海外のミネラルウォーターが人気ですが、そのほとんどの水が硬水です。
日本人には最初から硬水はなじめません。なぜなら日本の水は軟水だからです。
飲み比べれば分かりますが、硬水の水はピリピリしたような違和感があります。ずっと飲んでると分からなくなりますが・・・
国内で市販されている海外の水は日本人用で安全だと思いますが、海外で地域によっては、たとえミネラルウォーターであってもお腹をくだしたりする場合があります。これは非常な硬水だからです。